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はじめに
お久しぶりです水綿です。遂に2026年がスタート致しましたね。今年はとんでもなく豊作に満ちた年になると予想されるので個人的に期待大です。
さて今回の記事では2025年の下半期に公開された映画たちを振り返って、BEST10でランキングをつけてみました。
えぇわかっていますとも。今この記事を書いているのが2026年1月29日。つまりここから文字を書いていって仕上げの作業とかしていったら、この記事がネット上に公開されるのは恐らく早くても2月上旬。
そして今仕上げ作業を行なっているのだが現在の日付は3月13日。一体どうなってやがる
毎年こうなってる気がするので今年からはやり方を改めようかと。上半期・下半期の括りをなくしてその代わりBEST15に増やすとか、12月中に暫定版を作るとか………とはいえ毎年恒例の記事トピックではあるので今回は必ず書き上げます。
既に2025年が終わりを迎えて2ヶ月が経ちますが、そういえばこんな映画があったなぁ、今年も楽しみだなぁと想いを馳せながら読んでいって頂けたらなと思います。それでは、ごゆっくり。
10位 - 100mに全てを賭けて。
https://eiga.com/movie/101811/gallery/54/
『ひゃくえむ。』
『チ。 -地球の運動について-』を手掛けた魚豊氏のデビュー作が劇場アニメ化。『音楽』の岩井澤健治が監督を、むとうやすゆきが脚本を務め、松坂桃李、染谷奨太、高橋李依、津田健次郎らが出演した。
幼い頃から無類の足の速さを持っていたトガシと、そんなトガシに憧れひたむきに走り続ける小宮。2人の主人公が、100m走を通じて走ることの意味を見出していく物語。
こうしたスポーツを題材としたアニメ映画は『THE FIRST SLAM DUNK』が記憶に新しい。あちらは文字通りスポーツ漫画の金字塔であり、原作者が監督・脚本を務めたことにより大成功を収めた。
中でも試合のシーンでは実際のバスケ選手の動きをトレースし、それをアニメーションに落とし込むことによって、まるで実際に作中のキャラクターたちがバスケの試合をしているかのようなリアリティを生み出している。
https://eiga.com/movie/101811/gallery/3/
今作でも、100m走のレースを行うシーンをはじめ多くの場面でモーションキャプチャーが取り入れられている。こうした試みが評価され、日本アカデミー賞ではアニメーション作品賞にノミネートされた。
陸上競技を題材とする作品であるため、登場人物はほぼ全て陸上選手。そんな彼らが、たった「100m」という距離を、誰よりも早く駆け抜けるために人生を捧げる姿が描かれている。
「浅く考えろ 世の中舐めろ 保身に走るな 勝っても攻めろ」「100mを誰よりも早く走ればすべて解決する」など、兎にも角にも印象的なセリフが多い。これを僅か21歳で描き上げた作者はいったい何者なのか………
超王道スポーツ漫画、その劇場版である『THE FIRST SLAM DUNK』と比べると若干淡白な印象はあるが、そのあっさりとした作風の裏に秘めた熱量は圧巻の一言である。
100m走に限らず、無我夢中になれる「何か」に己の全てを捧げること。一見奇をてらったかのような作品であるが、その本筋はやはりスポーツ漫画らしい「アツさ」に溢れているのである。
9位 - あの日、私たちは同じ空を見ていた。
https://eiga.com/movie/102391/gallery/9/
『この夏の星を見る』
("Catching The Stars of This Summer")
2020年のコロナ禍を題材にした映画。原作は辻村深月著の同名小説。監督を山元環、脚本を森野マッシュが務め、桜田ひより、水沢林太郎、黒川想矢らが出演した。
天文学部に所属する女子高生や、ひょんなことから天文学に触れることになった中学生たちが、コロナによってあらゆることが制限された世の中でオンライン天体観測を行うという物語。
2020年に新型コロナウイルスが蔓延し、外出自粛・ソーシャルディスタンスなど思うようにいかないことが増えた「あの時代」。多くの人がそれに苦しめられた中、学生たちは唯一無二の「青春」を奪われてしまった。
かくいう私も2020年の頃は高校2年生で、コロナによってアメリカの研修旅行も軽音楽部のライブも全て無くなってしまった。なので個人的に、今作は作品が面白かったという以上に共感できる部分が多かったというのがある。
https://eiga.com/movie/102391/gallery/7/
何もできず、停滞だけが続く日々。そこで主人公の亜紗は、Zoomで全国の中学・高校と繋がり天体観測の早さを競う「スターキャッチコンテスト」を開催する。
例え距離が離れていようと、頭上に広がる星空は全ての人に平等に存在する。そんな星空を通して繋がりを得ていく様は、まるで「あの時は大変だったけど、悪いことばっかりじゃなかったよね」と諭してくれているようだ。
また、今作に出演している俳優陣は全員マスクを着けて演技を行っている。劇中のほとんどは顔が半分隠れた状態であるが、重要なシーンでマスクを外すことによって表情がより際立つという効果が生まれている。
こうした手法も相乗効果も、コロナ禍がなければ生み出されなかったものかもしれない………という捉え方もできる。
多くの人からあらゆるものを奪ったコロナ禍。ふと「コロナがないあの頃に戻りたい」と思うこともあるが、そんな時期があってこそ今があると考えれば存外悪くないかもしれない。
そんな気付きを与えてくれた、まさに「私たち」に手向けた映画だなと感じた。
8位 - 新たなる大地、そして脅威。
https://eiga.com/movie/87902/gallery/20/
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
("Avatar: Fire and Ash")
ジェームズ・キャメロンによるSF映画『アバター』シリーズの3作目。監督・脚本・製作・編集をキャメロンが行った。
前作、前々作に引き続きサム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーヴン・ラングが続投。また今作からは新たにウーナ・チャップリンが出演した。
今作の公開を以てして、ゾーイ・サルダナは『アバター』シリーズやMCUでの出演を経て、俳優としてのギャラの総額が歴代最高に到達し「ハリウッドで最も稼いだ俳優」として歴史に名を刻むこととなった。
前作『〜ウェイ・オブ・ウォーター』では今作の舞台であるパンドラの「海」の部分に焦点を当て、まるで現実世界のようなリアリティを表現することに成功。十数年越しの続編というのもあって世界中で大ヒットを記録した。
一方今作は前作が公開されてからのスパンが短く、ただの続編に過ぎないという見方もできてしまう。だが個人的に、今作は3作目にしてシリーズの集大成のような作りになっているのではないかと感じた。
元海兵隊にしてナヴィの一員となった主人公のジェイク。彼の家族である「サリー家」はまたしても人類(又の名を「スカイ・ピープル」)の脅威に晒され、最終的にはナヴィと人類の総力戦が繰り広げられることになる。
https://eiga.com/movie/87902/gallery/13/
加えて、今作からは人類サイドにナヴィの「ある部族」も加勢。パンドラの大自然に故郷を奪われた「火の民」ことアッシュ族は、人類と結託しジェイクらと対立することになる。
今までになく劣勢に立たされるナヴィ。だがジェイクは家族のために人類と再び戦うことを決意、かくして陸・海・空を巡る壮絶な最終決戦が幕を開けるのだった。
………ここまで聞くと、やはりただの前作の焼き増しじゃないか!と思う部分はあるが、ミソとなる部分はジェイクが1作目ぶりに「トルーク・マクト」として立ち上がるということ。
来る未曾有の危機にジェイクは各部族へ協力を仰ぎ、またかつての戦友「トルーク」と再会しナヴィの士気を高めるなど、どこか『アバター』1作目を彷彿とさせる部分が見受けられる。
ごく単純な理由だが、こういった胸熱な展開が個人的には非常〜〜に好みなのである。これぞエンタメ映画の在るべき姿だ!!といった感じ。
https://eiga.com/movie/87902/gallery/2/
予定では再来年あたりにはもう次の新作が作られるとのこと。それまでどうか持ち堪えてくれキャメロンよ。
《併せてこちらの記事もどうぞ》
7位 - ブチまけろ血飛沫、轟けチェンソー。
https://eiga.com/movie/100938/gallery/58/
『チェンソーマン レゼ篇』
("Chainsaw Man - The Movie: Reze Arc")
藤本タツキによる大人気漫画『チェンソーマン』の劇場アニメ版。主人公のデンジが、ふとした出来事から謎の美少女・レゼに出会うところから物語が始まる。
2022年に公開された『チェンソーマン』のアニメ版とキャストはほぼほぼ同じ。レゼの声優は上田麗奈が担当した。
今作は劇場版ということで作画にも相当な気合いが入っており、原作漫画の一コマを再現したかのようなシーンも多く見受けられた。同年に公開された『鬼滅の刃』の劇場版と並び大ヒットを記録している。
https://eiga.com/movie/100938/gallery/2/
内容としては、前半はデンジとレゼの淡く儚いボーイミーツガール的な青春物語、後半は一転してそんなレゼが正体を表しデンジらと激闘を繰り広げるバトルシーン………といった構成。
特に後半の戦闘シーンは迫力が尋常でなく、制作会社であるMAPPAの本気が見て取れる。爆風とチェンソーが入り乱れる戦闘シーンのカオスさを摂取できるのは今作だけだ。
主題歌はアニメ版と同じく米津玄師が担当。今作の主題歌『IRIS OUT』と、宇多田ヒカルとフィーチャリングしたエンディングテーマ『JANE DOE』は大きな話題を呼んだ。
またこの『レゼ篇』は原作でも屈指の人気を誇るエピソードとして知られる。「爆弾の悪魔」を身に宿すレゼと、「チェンソーの悪魔」を身に宿すデンジが激闘を繰り広げる様はまさしく「鮮烈」の一言。
既に原作漫画で語られた物語であるため、ストーリー面においての評価はしづらいが………
『チェンソーマン』の混沌とした作風を見事にアニメ映画として落とし込み、怒涛の勢いで展開が進んでいく様はまるでチェンソーそのもののよう。一部の劇場ではロングラン上映を行っているため、未見の人は是非とも映画館まで足を運んでいただきたい。
6位 - 異色コンビ、再び。
https://eiga.com/movie/103173/gallery/18/
『ズートピア2』
("Zootopia 2")
2016年、ディズニー・ピクサーによって制作されたアニメーション映画『ズートピア』の10年越しの続編。ジニファー・グッドウィン、ジェイソン・ベイトマン、イドリス・エルバなど前作のキャストの多くが続投した。
国内外で凄まじいヒットを記録し、全世界興行収入ランキングにおいて第9位にまで躍り出、前年に公開された『インサイド・ヘッド2』を超える成績を残した。
日本でも空前の『ズートピア』ブームが到来し、TOHOシネマズをはじめとする全国の映画館でコラボするなど大きな話題を呼んでいる。
https://eiga.com/movie/103173/gallery/6/
草食動物と肉食動物が共存する動物たちの理想郷「ズートピア」、その裏に隠された陰謀を、新米警察官のウサギのジュディと天才詐欺師のキツネのニック、2人の異色コンビが暴いていく………というのが前作の大まかなあらすじ。
今作ではそんなズートピア創設の起源と、その裏に潜む真実、そして新たなる陰謀が描かれている。その中でもキーとなっていくのが「爬虫類」の存在だ。
今作の主要人物の1人であるヘビのゲイリーは、キー・ホイ・クァンが演じた。
ピクサーの作品らしくコメディ調で朗らかな作風が続く前作『ズートピア』だが、その実大都会における人種差別という踏み込んだ内容となっていた。草食動物と肉食動物という括りも、人間における「人種」に置き換えれば分かりやすいだろう。
今作でもそれは健在であり、前作には登場しなかった爬虫類が登場することで世界観は更なる広がりへ。再び物語に深みを与える結果となった。
「鳥類」「魚類」「昆虫類」など、ズートピアに姿を現していない生物たちはまだまだ沢山。『ズートピア3』が制作される日も、もしかすると意外と近いのかもしれない。











