
はじめに
GWの幕が閉じ、初夏が顔を見せ始めてきた今日この頃。映画界隈は、上半期の名作ラッシュで大いに賑わっている状態だ。
3月は『ウィキッド 永遠の約束』『マーティ・シュプリーム』そして『プロジェクト・へイル・メアリー』が大きく話題を呼び、洋画が目覚ましい快進撃を遂げた。
そして4月公開映画も話題性という点では決して侮れないラインナップだった。アカデミー主演女優賞を受賞した『ハムネット』に、ファミリー向けエンタメ映画の極致ともいえる『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』。
さらに5月はキャスト、製作陣の全員がカムバックしたという至高の続編『プラダを着た悪魔2』に、約7年ぶりとなる”映画館での”『スター・ウォーズ』映画である『マンダロリアン&グローグー』が公開。
挙句の果てには6月には「キング・オブ・ポップ」のオリジンを描く『Micheal/マイケル』まで待機している始末。それ以上やると映画館が壊れてしまう。
と、このように上半期からギアを上げすぎている映画界隈だが、あえて今ここで下半期公開予定の映画たちに注目していきたい。どれもこれもが、今後の映画界を揺るがす衝撃作ばかりなので見逃すなかれ!!
『トイ・ストーリー5』(7月3日公開)
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『トイ・ストーリー5』
("Toy Story 5")
ディズニー・ピクサーの始祖ともいうべき作品『トイ・ストーリー』の第5作目。数多くのピクサー作品を手がけたアンドリュー・スタントンが監督・脚本を務める。トム・ハンクスをはじめとするオリジナルキャストも続投。
ピクサー屈指の人気作として世界中から支持を集める『トイ・ストーリー』シリーズ。現時点では『4』までが制作され、どのタイトルも大ヒットを記録しているが、その一方で「ここまでシリーズを引き延ばすのは蛇足だ」など批判的な意見も寄せられている。
主演のトム・ハンクスも「恐らく『5』がシリーズ最終作となるだろう」と発言している模様。
シリーズを続けていくことにやや否定的な印象が持たれつつある本シリーズ。それでもなお『5』を制作することに意味はあるのだろうかと、疑問に思うのも仕方のないことだろう。
だが今作を制作する意義として、『トイ・ストーリー』の続編というよりも「おもちゃの存在意義を問う」意味合いがあると私は思う。
前作でウッディやバズたちの新たな持ち主となったボニー。そんなボニーの元に届いたのは、カエルの形をしたタブレット端末「リリーパッド」だ。
言わずもがなタブレット端末は非常に便利であり、ゲームも動画もSNSも大画面で楽しむことができる。街を歩けば、子供たちは皆スマホやタブレットの画面に釘付けだ。
これを危険視する意見もあるが、スマホを持っていないことでいじめなどの問題に発展する例もあるので、難しいところではある………
そんな万能な「おもちゃ」を子供が手にしてしまったら、人形などのおもちゃには果たして「存在意義」があるのだろうか?故に今作では、ウッディはシリーズ最大の危機に直面することになるだろう。
ただのシリーズの蛇足に止まらない重要なテーマを伴った今作は、2026年下半期・最初の週である7月3日に公開だ。
『ディスクロージャー・デイ』(7月10日公開)
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『ディスクロージャー・デイ』
("Disclosure Day")
スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作。『宇宙戦争』以来、およそ22年ぶりとなるスピルバーグによるSF映画である。
スピルバーグ監督作という意味合いでは、2022年公開の『フェイブルマンズ』以来となる。
脚本をデヴィッド・コープが務め、主演をエミリー・ブラントが熱演、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、ワイアット・ラッセルらと共演した。
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政府によって長年隠蔽されていた「地球外生命体の実在」という事実が、大統領自身の口によって公表される「直前の」世界。それを巡って、世界中の勢力が絡み合うというSFスリラー作品となっている。
予告編を見る限り、スピーディかつスリリングなカーチェイスシーンや、『未知との遭遇』を彷彿とさせる超巨大UFOが出現するシーンなど、エンタメ映画らしい要素も見受けられる。
思えば、スピルバーグ初のSF映画である『未知との遭遇』が公開されたのは1977年。あの『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』と同年に公開された作品である。
言わずもがなどちらもがSF映画の最高傑作と銘打たれている作品たちであり、やがて『スター・ウォーズ』はハリウッドを代表する大人気シリーズに、『未知との遭遇』は『E.T.』や『宇宙戦争』などSF映画の名作へと変遷を遂げていった。
およそ50年もの時を経て、スピルバーグが再びSF映画を世に放つということは、もしかすると我々の想像を絶する意味合いを持つのかもしれない。7月10日、世界を揺るがす衝撃的な「開示」が放たれる。
『キングダム 魂の決戦』(7月17日公開)
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『キングダム 魂の決戦』
原泰久原作のアクション漫画『キングダム』の実写映画化シリーズ、第5弾。前作と同様、監督を佐藤信介、脚本を黒岩勉と原作者である原泰久本人が務める。
キャスト陣も前作からほぼほぼ続投し、新たに一ノ瀬ワタルや斎藤工らが出演。豪華俳優陣が集結した。
成功と失敗を繰り返してきた漫画原作の邦画において、間違いなく『るろ剣』に匹敵する完成度・人気を確立した『キングダム』シリーズ。2019年に始まった本シリーズは、遂に5作目の公開を迎えることとなった。
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前作『〜大将軍の帰還』は秦の総大将「王騎」にフォーカスを当てたタイトルだったが、今作はそれを超える超大作となっている。
その内容とは、予告編にもある通り主人公らが身を置く国「秦」に、敵対する5つの国が手を組み攻め込んでくるというもの。副題『〜魂の決戦』の通り、まさに総力戦に相応しい内容となっている。
1作目の時点で確立されていた、ハリウッドの超大作に勝るとも劣らない大味な作風と、豪快なバトルシーンの数々。主題歌を誰が担当するかなどは未だ明かされていない為、今後の続報に期待していきたい。7月17日、日本は再び「キングダム嵐」に巻き込まれることだろう。
実写版『モアナと伝説の海』(7月31日公開)
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『モアナと伝説の海』
("Moana")
2016年、ディズニー・ピクサーによって制作・公開されたアニメ映画『モアナと伝説の海』が、10年の時を経てまさかの実写化。
オーストラリア出身の新人女優であるキャサリン・ラガアイアが主役のモアナ役を担当し、相棒のマウイ役にはまさかのドウェイン・ジョンソン本人が出演。アニメ版/実写版の両方で、しかも同役で出演するという偉業を成し遂げた。
スキンヘッドのイメージが強いロック様の頭部に生え揃ったフサフサなロン毛は一見の価値あり。ちなみに彼は今作のプロデューサーも兼任している。
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一昨年に続編が公開されたばかりの『モアナと伝説の海』。『1』及び『2』のどちらも世界的に人気を博し、ピクサーを代表する作品の一つに躍り出た。
そんな超人気作の実写版ともなれば、期待されるのは「原作をどれだけリアルに落とし込めているか」。『アラジン』や『リロ&スティッチ』に続き、名作として名を連ねるかが期待される。
公開は7月31日。モアナと一緒に、果てしなき大海原へ旅に出よう。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(7月31日公開)
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『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』
("Spider-Man: Brand New Day")
我らの愛する、親愛なる隣人が帰ってくる。『〜ノー・ウェイ・ホーム』の続編にして『スパイダーマン』の映画としては初となる4作目が、今夏ようやく公開される。
監督は『シャン・チー』のデスティン・ダニエル・クレットン。トム・ホランド、ジェイコブ・バタロン、ゼンデイヤらが続投する。
また予告編では、主にNetflixドラマに登場するフランク・キャッスル/パニッシャー役としてジョン・バーンサルが、シリーズお馴染みブルース・バナー/ハルク役としてマーク・ラファロが出演していることが確認されている。
他にも『スパイダーマン』の著名なヴィランであるスコーピオンや、ドラマシリーズ『デアデビル』で登場した暗殺組織「ヤミノテ」が登場するなど、NYを舞台に様々なヴィランと戦うことが予想されている。
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『〜ノー・ウェイ・ホーム』にて、ドクター・ストレンジの魔術により世界は「ピーター・パーカー」という存在そのものを忘れてしまった。親友のネッドや、恋人のMJからも、ピーター・パーカーという人間は居なかったことにされてしまう。
故にピーターは自作のスーツを手に、NYでただ1人孤独に戦い続けることになる。スパイダーマンというヒーローは常に孤独に戦い続ける存在だが、今作における彼はシリーズで最も孤独であると言えるだろう。
『アベンジャーズ』との繋がりが強かった前3作と比べスパイダーマン自身にフォーカスを当てた作品になっており、まさに副題の”Brand New Day”に相応しい内容と言える。
また予告編では、2004年公開『スパイダーマン2』のようにピーターの身体に変化が訪れる描写も見受けられる。内容からして、トビー・マグワイアのスパイダーマンのように手首からウェブが出るようになると予想される。
ピーターの腕がヴェノムのように黒くなっているようなカットや、『〜ノー・ウェイ・ホーム』と同様一部のカットに不自然な空白が生まれているなど、ネット上ではファンからの考察が行き交っている。
4年ぶりの新作にして、これまでのとは異なる全く新しい『スパイダーマン』。7月31日、親愛なる隣人が映画館にやってくる!!








