『オデュッセイア』(9月11日公開)
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『オデュッセイア』
("The Odyssey")
言わずと知れた大巨匠、クリストファー・ノーラン監督の最新作。ギリシャの吟遊詩人・ホメロスによって描かれた同名の叙事詩を原作としており、主人公のオデュッセウスをマット・デイモンを演じる。
キャストも非常に豪華であり、アン・ハサウェイがオデュッセウスの妻ペネロペを、トム・ホランドがオデュッセウスの息子テーレマコスを、ロバート・パティンソンがペネロペの求婚者アンティオノスを演じる。
他にもデンゼイヤ、シャーリーズ・セロン、ミア・ゴス、ジョン・バーンサル、ルピタ・ニョンゴ、エリオット・ペイジらが出演する。どれもが主役級のキャストばかりという、前代未聞の豪華絢爛っぷりだ。
また長編映画では初の試みとなる、全編IMAXカメラでの撮影を敢行したとも報じられた。前作『オッペンハイマー』での成功を鑑みると、相当の超大作に仕上がると予想されている。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gleyre-_Ulysse_et_Nausicaa.jpg#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Gleyre-_Ulysse_et_Nausicaa.jpg
原作となる叙事詩『オデュッセイア』とは、トロイア戦争に勝利した古代ギリシアの王「オデュッセウス」が、故郷へ帰る為の壮絶な帰路を描く物語。ギリシャ神話を舞台としており、単眼の巨人キュプロクスや女神アテナなど架空の存在も登場する。
加えてただオデュッセウスが帰郷を果たす物語なだけでなく、夫の帰りを待つペネロペに求婚するアンティオノスとの関係性など、その内容は単なる冒険譚に留まらない。
なお奇妙なことに、マット・デイモン主演のリドリー・スコット監督作『オデッセイ』(タイトルも恐らく『オデュッセイア』を参考にしていると思われる)でも、主人公が長い時間をかけて故郷に帰る物語だったりする。
前作『オッペンハイマー』でアカデミー賞総ナメという偉業を成し遂げたノーランの最新作、キャストは『デューン 砂の惑星』に匹敵するほど豪華、且つ全編IMAXフィルムカメラでの撮影。
加えてノーランとしては初となるファンタジー色の強めな作品である。SF作品を主軸に『ダンケルク』や『オッペンハイマー』など歴史物を手がけてきた彼が「世界で最も壮絶な帰路」をどのように映像に落とし込むのか………期待が高まるばかりである。9月11日公開。
『クレイフェイス』(10月30日公開)
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『クレイフェイス』
("Clayface")
10月30日、アメコミ映画に衝撃走る………ジェームズ・ガン主導「DCユニバース」の映画作品における第3作目にして、バットマンのヴィラン・クレイフェイスの誕生を描く。
監督は『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』のジェームズ・ワトキンス、脚本は『ドクター・スリープ』のマイク・フラナガン。主演をトム・リース・ハリーズが担当する。
予告編や監督・脚本のフィルモグラフィーから分かる通り、とてもアメコミ映画とは思えないほど本格的なホラー映画となっている。ややホラーチックなアメコミ映画でいうとMCUの『ウェアウルフ・バイ・ナイト』や『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』が挙げられるが、ここまでホラーチックな雰囲気が全面的に押し出されているのは今作が初と言えるだろう。
https://www.latimes.com/entertainment-arts/movies/story/2026-04-22/clayface-trailer-dc-villain-horror
そもそも「クレイフェイス」とはどんなキャラクターなのか。クレイフェイスとは泥の身体を持ち、それを用いて自在に変身する能力を持つヴィランであり、『異世界スーサイド・スクワッド』などアニメシリーズにも度々登場している。
故に今作は、1人の男がクレイフェイスへと変貌していくまでの過程を描くボディホラー、というジャンルに該当する。
ジョーカーやトゥーフェイス、ベインなど比較的著名なヴィランと異なり、クレイフェイスは若干マイナー寄り。そのようなキャラクターを主人公にし、且つホラー映画として登場させるとは、ジェームズ・ガン恐るべし………
『スーパーマン』『スーパーガール』と正統派なヒーロー映画が続いたところで、なんともショッキングなサムネイルを携えてやってきた『クレイフェイス』、もといDCユニバース。ハロウィンの前夜、恐るべき「怪物」が映画館を恐怖に陥れる………
『ゴジラ-0.0』(11月3日公開)
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『ゴジラ-0.0』
("Godzilla Minus Zero")
2023年に公開され、その年のアカデミー賞にて視覚効果賞を受賞した超大作『ゴジラ-1.0』。その続編が、「ゴジラの日」こと11月3日に公開される。
監督・脚本・VFXを山崎貴が務め、主演の神木隆之介と浜辺美波が続投。前作から2年後が舞台となっており、前作のラストにもあったようにゴジラが復活を遂げ日本を再び絶望に叩き落とす。
現在はティザー映像のみが公開されており、それによるとゴジラがアメリカへ上陸するシーンが描写されている。また復活に伴ってかゴジラの体格も前作よりさらに巨大化しており、より強力になって戻ってきたゴジラとの戦いが予想される。
余談だが、ハリウッド版ゴジラこと『モンスターバース』のドラマシリーズである『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』では、ゴジラが日本に上陸している。アメリカと日本、それぞれのゴジラが互いの国に赴いていると考えると少し面白い。
また予告編では「眼帯をつけた典子(浜辺美波)」や「青い光を伴って浮遊する瓦礫」など、謎めいた要素が数多く存在する。
前者については、前作ラストで生還した典子の首元についていた黒い痣が伏線回収されると考えられている。考察では黒い痣の正体とはゴジラ細胞とされており、そのお陰でゴジラの襲撃から生き延びたとされている。
奇しくもその眼帯の位置は左目。初代『ゴジラ』にて、ゴジラを倒すために命を捧げた芹沢博士の眼帯と一致している。また過去作では、人間に埋め込まれたゴジラ細胞が暴走し、怪獣「ビオランテ」に変貌したという事例も。なんだか嫌な予感がするが………
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そして後者の浮遊する瓦礫。青い光はゴジラの背鰭や熱線の色と一致しており、復活を経て何らかの能力を得たとも考えられる。
だがこうした「重力」に影響を与える能力は、既にゴジラ以外の「ある怪獣」が会得している。その怪獣こそ、ゴジラの宿敵とも呼ぶべき「キングギドラ」である。
初代『ゴジラ』や『シン・ゴジラ』、前作『ゴジラ-1.0』などのような「人類vsゴジラ」を一貫して描いている『ゴジラ』作品は思いの外少なく、ゴジラと何らかの怪獣が対決する作品がほとんどである。
従って今作は「ゴジラvs人類 ラウンド2」であるのと同時に『〜キング・オブ・モンスターズ』以来の「ゴジラvsキングギドラ」が見られるかもしれない。現時点で判断することは難しいが、同じく山崎貴がVFXを務めたアトラクション『ゴジラ・ザ・ライド』ではキングギドラは既に登場しているため、可能性はゼロではない。
ちなみにキングギドラのメインカラーは金色。仮にあのシーンがキングギドラの仕業であった場合色が一致しないが、なんとキングギドラの初期デザインは青色だったのだという(制作過程で没になり、今のような金色になった)。
およそ3年前、日本中を絶望と興奮に陥れたゴジラが帰ってくる。皆の者、「衝撃に備えよ!!!」
『デューン 砂の惑星 PART3』(12月18日公開)
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『デューン 砂の惑星 PART3』
("Dune: Part Three")
SF映画の歴史を変えた、2021年公開『デューン 砂の惑星』。2024年には続編『〜PART2』が公開され、アカデミー視覚効果賞をはじめとする様々な賞を受賞した。
そして2026年、壮絶なる宇宙叙事詩の最後を飾る「最終章」こと『〜PART3』が公開される。原作はフランク・ハーバートによる『デューン 砂漠の救世主』。
監督・脚本をドゥニ・ヴィルヌーヴが引き続き担当し、ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、フローレンス・ピュー、ハビエル・バルデムが続投。新規キャストとしてはアニャ・テイラー=ジョイ、ロバート・パティンソンが出演し、1作目ぶりにジェイソン・モモアがカムバックする。
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前作から17年後が舞台(原作では12年後)であり、主人公のポールが宇宙帝国の絶対的な支配者になった後の物語となる。ストーリーの詳細は不明だが、これまでのタイトルを凌駕するほどの大規模な戦闘シーンが描かれると予想される。
また前述した通り、今作がヴィルヌーヴによる『デューン 砂の惑星』映画シリーズ3部作の最終章となる。原作では『〜砂漠の救世主』の後に4作品ほど続編が存在するが、ヴィルヌーヴの描く『デューン 砂の惑星』はここまでとされている。
そして何よりも、後述する「あの超大作」と公開日が同じだというのが、我々映画ファンとしては衝撃的すぎるのである。何と挑戦的な姿勢なのだろうか………シリーズ史上最大の幕引きは、12月18日に公開される。
『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』(12月18日公開)
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『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』
("Avengers: Doomsday")
2026年最後にして最大の超大作といえば、やっぱりコレ。究極の大団円『〜エンドゲーム』以来、7年振りの『アベンジャーズ』新作であり、フェーズ4〜6に登場したほぼ全てのヒーローたちが集結する。
監督を務めるは『〜インフィニティ・ウォー』『〜エンドゲーム』を映画史に残る傑作に仕上げたルッソ兄弟。脚本も、数多くのルッソ兄弟監督作にて担当したスティーヴン・マクフィーリーが参加することになった。
まず大前提として、予告編でもわかる通り今作に出演するキャスト陣は最早豪華なんて言葉では言い表せないほどになっている。映画作品のみならずドラマシリーズからも出演するため、その数は計り知れない。
ここで一覧表として書き出そうとも思ったが、あまりに多すぎるのでここでは割愛する。
そしてもう一つ衝撃的なのが、トニー・スターク/アイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jr.が、今度はヴィランであるドクター・ドゥーム役としてカムバックすることである。MCU史上最高のヒーローが、転じてMCU史上最強のヴィランになるとは誰が予想できただろうか。
また他にも『〜エンドゲーム』ぶりに、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカとしてクリス・エヴァンスが復帰することも報じられている。『〜エンドゲーム』にて戦友のサム・ウィルソンに盾を託した彼が、再び戦いに身を投じることでこれまたファンたちに衝撃を与えた。
さらにマーベル映画ブームの黎明期を支えた作品の一つである『X-MEN』シリーズの、パトリック・スチュワートやイアン・マッケランをはじめとするオリジナルキャストたちも同役で出演することも確定している。
とどのつまり『〜ドゥームズデイ』とは、ただ単にフェーズ4〜6のヒーローたちが戻ってくるだけに留まらない、別ユニバースのヒーローたちも集結する究極のヒーロー映画なのである。
恐ろしいのが今作だけに留まらず、来年には『〜シークレット・ウォーズ』も公開されるという………ここまでのボリュームの作品を果たして2作品だけで捌き切れるのか、正直期待よりも心配が勝ちそうになってしまうが、そこはルッソ兄弟を信じるとしよう。
『デューン 砂の惑星 PART3』と同様、12月18日に公開予定。2026年最後にして最大の大団円、決して見逃すな!!!
あとがき(まとめ)
お久しぶりでございます、水綿でございます。ここ最近書きたいトピックやモチベが無く、しばらくnoteの方に逃げておりました。そろそろ更新しなきゃマズイなという焦りと、ようやく書きたいことが見つかったのでこうしてキーボードを叩いている次第であります。
活動再開に際して、サーバーの変更とトップページのレイアウトもちょっと変えてみました。微々たる変化だけれど………
「今年は豊作だ」って言葉、多分ですけど映画界隈じゃ毎年必ず囁かれている言葉ですよね。けど間違いなく今年は”大”豊作だと思います。なんたってあまりにも超大作が揃い踏みなんですもの………
記事冒頭で話した通り、本当に超大作が目白押しなのです。リアルに映画館が崩壊してしまうのは時間の問題なのではないか?と錯覚してしまうほど………
それに、まだ2026年下半期に突入するまで時間がある。それまでに何らかの作品の情報が公開される可能性は十二分にある為、期待は募るばかりであります。
皆様も充実した映画ライフをお送りください。その足がかりに、この記事が助けになれればなと。つー訳で今回はこの辺で!
それではまた、次の映画にて。








