シリーズ解説

This is "Our" Way.『マンダロリアン』シリーズを一挙解説!!

『マンダロリアン』シリーズとは?

誰もが知るSF超大作シリーズ『スター・ウォーズ』(以後「SW」と呼称)。1977年『〜新たなる希望』を皮切りに始まった本シリーズは、今や超巨大なフランチャイズへと変化を遂げた。

本作『マンダロリアン』は『SW』シリーズ初のドラマシリーズとして制作され、2019年にDisney+にて配信が開始された。

現時点ではシーズン3までが制作されており、それとは別にスピンオフ作品も存在する。また今作を皮切りに様々な『SW』のドラマシリーズが制作されるに至った。

監督・脚本・製作総指揮・原案を務めるは、『アイアンマン』の監督やMCUにおけるハッピー・ホーガン役でお馴染みジョン・ファヴロー。劇中でも「パズ・ウィズラ」というキャラクターの役で声の出演もしている。

主演を演じるは『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ペドロ・パスカル。他にも『ロッキー』のアポロ役でお馴染みカール・ウェザースや、総合格闘家としても有名なジーナ・カラーノが出演した。

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マンダロリアンとは、1人のキャラクターの名前ではなく種族全体の名前を指す。元々はマンダロアという惑星に住んでいたが帝国による「大粛清」が行われ、各地に逃亡する形で散り散りになってしまった。そのどれもが「ベスカー」という名の鉱石を用いた装備を纏い、特徴的なマスクを被っている。

教義に基づいて密かに隠れて過ごす者、マンダロア奪還の野望を抱く者、教義を捨てて傭兵として活動する者など様々な派閥が存在する中、主人公である「ディン・ジャリン」は孤高の賞金稼ぎとして銀河を転々としている。

当然ながらジェダイのようにフォースは使えず、ライトセーバーも振るうことはない。様々なガジェットを駆使して戦う、やや渋みのあるアクションが主体となる一方、『SW』十八番の宇宙船ドッグファイトは健在である。

そして『マンダロリアン』においてもう一つ重要な要素が、ジャリンの相棒ともいえる「グローグー」というキャラクターである。

年齢だけで言えば50歳を超えているが、彼の種族の寿命に換算すればグローグーはまだまだ赤ん坊。非常に小柄かつ言葉も話せないが、いざという時に「フォース」を用いてジャリンを手助けする、いわば相棒のような存在だ。

時系列としては帝国が崩壊した後、つまり『〜ジェダイの帰還』のその後の話。故に銀河は事実上の無法地帯と化しており、旧三部作や新三部作では見れなかった『スター・ウォーズ』の世界観の新たな側面を垣間見ることができる。

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………とはいえど仮にも『SW』シリーズの作品であるため、しっかりと本編を予習しなければ楽しめないのではないか?という懸念もあるだろう。

だがそういった過去作との繋がりはちょっとした小ネタ程度に収まっており、基本的には『SW』を全く知らなくても楽しめる構成となっている。

知っての通り『〜フォースの覚醒』『〜最後のジェダイ』『〜スカイウォーカーの夜明け』からなる「続三部作」は、全世界のSWファンたちから「駄作」「無かったことにして欲しい」と酷評されており、それに伴って『SW』の今後の新作に対する期待も薄れていった。

そんな中、窮地に陥った本シリーズを救い出したのがこの『マンダロリアン』である。シーズン2や3も大成功を遂げ、やがて他のドラマシリーズが制作されるに至るなど、今作を起点に『SW』の人気が再び再燃してきたと言っても過言ではない。

遥か彼方の銀河系にて繰り広げられる、孤高の賞金稼ぎと謎の子供による壮大な冒険譚。そんな2人の物語を、共に振り返ってみよう。

始まりの「道」。『マンダロリアン』シーズン1

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『マンダロリアン』

("The Mandalorian")

あらすじ

銀河帝国が崩壊してから5年後。統率者を失ったことで銀河は無法状態となっており、辺境の星は良からぬ企みを抱く者たちで溢れかえっていた、

そんな中、惑星ネヴァロにて、「銀河一の賞金稼ぎ」として名高いマンダロリアンが現れる。無機質なマスクを身につける彼は冷淡な性格の持ち主であり、どんな依頼も必ず遂行する腕前を誇っていた。

彼の元に舞い込んできた依頼とは、50歳の「ある標的」を生け捕り又は抹殺するというもの。前金として貰ったベスカーの金属片を肩甲に加工した彼は、早速依頼の遂行に取り掛かる。

たまたま同じ依頼を受けていた殺人ドロイドであるIG-11と共に堅牢な防御網を潜り抜け、遂にマンダロリアンは標的に出くわす。しかしそれは、50歳というにはあまりにも幼すぎる、緑色の肌と長い耳を持った小さな「子供」だった。

殺害しようと試みるIG-11を破壊し、子供………「ザ・チャイルド」を依頼主の元へ送り届けるマンダロリアン。冷酷にして孤高の賞金稼ぎであるはずの彼には、何故か形容し難い感情が芽生えつつあった。

報酬として大量のベスカーを貰うが、罪悪感に駆られた彼は研究施設からザ・チャイルドを奪還。大量の賞金稼ぎがマンダロリアンに襲いかかるが、他のマンダロリアンが助けに入ったことにより逃走に成功する。

果たしてこの子供は誰なのか?その答えを知るべく、マンダロリアンは愛機「レイザー・クレスト」に乗り込み、果てなき宇宙の旅に出る。しかしながら、彼の影にはザ・チャイルドを狙う魔の手が忍び寄りつつあった………

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作品概要

2019年11月12日、Disney+で配信開始された。先述したようにジョン・ファヴローが脚本と製作総指揮を、ペドロ・パスカルが主演を務める。また音楽は『TENET』『オッペンハイマー』など、クリストファー・ノーランとタッグを組むことで有名なルドウィグ・ゴランソンが担当している。

チャプターごとに監督が変化しており、『〜クローン・ウォーズ』シリーズを通して監督を務めたデイブ・フィローニや、『ジュラシック・ワールド』のヒロインとして有名なブライス・ダラス・ハワード、IG-11の声優を担当したタイカ・ワイティティなどが参加している。

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これまでの『SW』といえば宇宙を舞台にした反乱軍と帝国軍による戦い、もしくはジェダイとシスの一騎打ちなどが有名であったが、今作ではそういった類のものは一切登場しない。

主人公はライトセーバーではなく銃をはじめとする武装を用いて戦い、その様は「宇宙西部劇」と呼んでも差し支えないほどに渋い。無論ド派手なアクションも外せないが、全体的な雰囲気はやや暗め且つこじんまりとしている。

チャプター(話数)は全体で8話。当然話は全て繋がっているが、基本的にはチャプターごとに違う星や地域に降り立ち(ある時はグローグーの手がかりを探すため、ある時は単に船を修理するため、など)そこでストーリーが展開されている。

チャプターによってそれぞれ違った楽しみ方ができるため、視聴者を飽きにくくさせる工夫が施されていると言えるだろう。こうした中弛みしないような構成が、今作を名作たらしめる要因に繋がっているのかもしれない。

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ちなみにシーズン1の時点ではグローグーの名前は明かされておらず「ザ・チャイルド」と仮称されている(ディン・ジャリンの方も同様。ただし最終話にて明かされている)。

加えてマンダロリアンの装備も不十分で、初登場時にベスカーを使用している装備はマスクのみ。それ以外は普通のアーマーを身につけている他、ジェットパックも所持していない。

無機質なマスクを被り登場した彼は、まさに『SW』の新時代の幕開け。ルークやアナキンらが紡いだそれとは全く異なる、新たなる伝説の始まりを告げたのだった。

フォースとの邂逅。『マンダロリアン』シーズン2

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『マンダロリアン』シーズン2

("The Mandalorian" Season 2")

あらすじ

モフ・ギデオン率いる帝国軍の残党を退け、再び銀河を巡る旅に出ることになった「マンダロリアン」のディン・ジャリンとザ・チャイルド。

度重なる戦いを経て、ザ・チャイルドに「フォース」なる超常的な力が備わっていることを知ったジャリンは、彼を在るべき場所へ返すことこそが自分の使命であると決意。

しかしながらザ・チャイルドは依然として喋ることができず、賞金稼ぎとして各地に赴いたジャリンでさえ彼に似たような種族を見たことがない。手がかりを得るため、銀河中に散らばった他のマンダロリアンたちを探す旅に出る。

そうして彼らがたどり着いたのは惑星トラスク。そこで2人は、惑星マンダロアの奪還を企むボ=カターン・クライズ率いるマンダロリアンの一派に出会うことになる。彼女の助言により、彼らは「とあるジェダイ」に会うことになる。

そのジェダイの名は「アソーカ・タノ」。彼女はアナキン・スカイウォーカー弟子パダワンであり、フォースを通じた会話からザ・チャイルドの本名は「グローグー」であることが発覚する。

グローグーのフォースの修行にはアソーカが適任だと判断したジャリンは彼をアソーカの元へ預けようとするが、アソーカはそれを反対。ジェダイの道を歩むか否かをグローグーに決めさせるべく、古びたジェダイ聖堂の遺跡へ赴く。

だがそこで想定外の事態が発生。前回の戦いから生き延びたモフ・ギデオンが軍隊を連れ、密かにグローグーを追跡していたのだ。結果としてグローグーは連れ去られ、ジャリンの乗るレイザー・クレストは破壊されてしまう。

絶体絶命の状況の中、ジャリンの元へ「ある男」が訪れる。その男の正体とは、かつてルークたちと戦い敗れた、伝説の賞金稼ぎこと「ボバ・フェット」だった………

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作品概要

2020年に配信された『マンダロリアン』のシーズン2。脚本/製作総指揮のジョン・ファヴロー、キャストのペドロ・パスカル、カール・ウェザースらは続投。

チャプターごとの監督としては、デイブ・フィローニやブライス・ダラス・ハワードに続き、『イエスマン』ペイトン・リード『スパイキッズ』ロバート・ロドリゲスなど名高る人物が担当する中、キャストであるカール・ウェザースも監督として参加している。

『SW』の本筋の世界観とは若干離れた位置にあったシーズン1と打って変わって、シーズン2はジェダイフォースなど本編を連想させるようなエピソードが登場するようになる。

その代表例として挙げられるのがアソーカ・タノの登場だ。アニメ『〜クローン・ウォーズ』に初登場して以来非常に人気のあるキャラクターとなっており、この度実写版にも登場することになった。

演じたのはロザリオ・ドーソン。2023年に公開されたスピンオフドラマ『スター・ウォーズ:アソーカ』でも同役で出演している。

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そしてもう1人、『SW』本編の人気キャラクターが登場する。それこそが『〜帝国の逆襲』及び『〜ジェダイの帰還』にて登場したボバ・フェットである。

マンダロリアンの鎧を身につけているが、本人はマンダロリアンに属している訳ではなくただの賞金稼ぎである。ただしジャバ・ザ・ハットをはじめとする裏社会勢力に雇われており、『〜ジェダイの帰還』ではルークとの戦いの中でサルラックという砂漠の怪物に飲み込まれて退場した。

そんな彼を演じたのはテムエラ・モリソン。『〜クローンの攻撃』にて初登場したボバの父、ジャンゴ・フェットを演じていたキャストであり、シリーズを通して素顔を見せるのは今作が初だったりする。父と子で何故同じキャストなのかは、スピンオフドラマの項目で後述する。

そして何よりもファンを驚かせたのが、最終話にてルーク・スカイウォーカーが登場すること。言わずと知れた『SW』旧三部作の主人公であり、X-ウィングと共に降り立ち緑色のライトセーバーを携えて強敵相手に無双する姿は、ファンたちを興奮の極致へと導いた。

続三部作でもルークは登場するが、周知の通りあれは既に老いぼれた姿。今作に登場する彼は『〜ジェダイの帰還』から5年後、即ち最強のジェダイ・マスターとなった全盛期のルークということになる。

以上のことから、まさにファンたちが待ち望んだ「ルーク・スカイウォーカー」そのものの姿が描かれていたのである。このシーンは『ローグ・ワン』のダース・ベイダーの無双シーンと同様に、伝説的なシーンとして語り継がれることになった。

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と、このようにシリーズの中でも屈指の人気を誇るキャラクターたちが登場したことで、シーズン2は特段高い人気を誇る。当然ジャリンやグローグーの活躍もしっかりと描かれており、総じて満足度の高いシーズンとなっている。

砂塵より、這い上がる。『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』

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『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』

("The Book of Boba Fett")

あらすじ

ルークたちとの戦いに敗北し、砂漠に潜む巨大な怪物・サルラックに飲み込まれたボバ・フェット。すんでのところで意識を取り戻したことでサルラックの体内から脱出することに成功するが、砂漠で力尽きてしまう。

肌身離さず身につけていた己の象徴たるアーマーは根こそぎ奪われ、やがて砂漠の原住民であるタスケン・レイダーに身柄を拘束される。

奴隷として杜撰な扱いを受けていたボバだったが、集落を襲う怪物を退治したことで徐々に一族の戦士として認められるようになっていき、やがて一人前の戦士として受け入れられるようになっていった。

一方現代では、ジャバ・ザ・ハットの後釜を殺害し、「大名」の座に新たについたボバが、相棒のフェネック・シャンドと共に街の統治に乗りかかろうとしていた。

だが権力争いの絶えない街で、ボバの大名就任はあまり受け入れられるものではなかった。加えて街では「スパイス」なる違法薬物を取り扱う組織「パイク・シンジゲート」による活動が徐々に目立ち始め、やがてそれは抗争に発展していく。

パイク・シンジゲートの勢力は絶大。多勢に無勢なボバ・フェットは、戦友である「ある賞金稼ぎ」を自軍に誘うことを思いつき………

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作品概要

『SW』本編にも登場したボバ・フェットのスピンオフドラマ。『〜ジェダイの帰還』の後ボバ・フェットが生還しジャリンの前に姿を表すまで、また『マンダロリアン』シーズン2のラストにてタトゥイーンの街の大名に君臨した後の話が交互に描かれる。

製作陣は『マンダロリアン』とほとんど同じであり、脚本・製作総指揮としてジョン・ファヴロー、監督としてデイヴ・フィローニ、ブライス・ダラス・ハワード、ロバート・ロドリゲスらが参加している。

主人公のボバ・フェットを演じるはテムエラ・モリソン、『マンダロリアン』シーズン2から引き続き続投となった。フェネック・シャンド役のミンナ・ウェンや、ディン・ジャリン役のペドロ・パスカルも続投。

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『〜帝国の逆襲』にて、ダース・ベイダーに雇われた賞金稼ぎで初登場を果たしたボバ・フェット。『〜ジェダイの帰還』ではタトゥイーンの実質的な支配者であるジャバ・ザ・ヘッドの元に付き、ルークたちと交戦した。

この時期のボバ・フェットはあくまでもサブキャラ的な立ち位置であり、活躍もそこまで見受けられなかった。だが無骨でありながらも特徴的なアーマーや、様々な兵器を内蔵しているという設定から想定外の人気が出た。

これを受けて、『〜クローンの攻撃』ではボバ・フェットの父、ジャンゴ・フェットを登場させ、且つ本格的に活躍させた。多種多様な装備をフル活用することで、オビ=ワン・ケノービメイス・ウィンドゥに善戦するなど強い存在感を見せつけた。

加えてジャンゴ・フェットは『〜クローンの攻撃』から登場するクローン軍団のベースとなった人物であり、息子のボバ・フェットも厳密にはジャンゴのクローンとなる。親子を同じキャストが演じている理由がコレである。

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そうした紆余曲折を経て公開されたドラマシリーズ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』。基本的にはボバ・フェットがどん底から成り上がっていく過程が描かれるが、一部のファンからは『マンダロリアン』シーズン2.5と呼ばれている。

それもそのはず。第5話はボバ・フェットが一切登場せず、マンダロリアン単体のエピソードとなっている。それもかなり大事なストーリーであり、それ以降のチャプターでもレイザー・クレストを失った彼が次の宇宙船を手にするまでの過程や、グローグーがルークと共に修行する様子まで描かれているのである。

なのでこれを見過ごしてしまっては『マンダロリアン』シーズン2→3の間の辻褄が合わなくなってしまう。シリーズを追っていく中で、今作はスピンオフドラマとはいえど必修科目と言えるだろう。

取り戻せ、我らが道。『マンダロリアン』シーズン3

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『マンダロリアン』シーズン3

("The Mandalorian" Season 3")

あらすじ

グローグー、そして新たな宇宙船と共に、銀河へ旅に出た「マンダロリアン」ことディン・ジャリン。だが彼は帝国の基地へ侵入した際、及びグローグーへ別れを告げる際にマスクを脱いでしまった為に「背教者」となってしまった。

ジャリンの所属する「チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ」は、マンダロリアンの象徴であるマスクを人前で脱ぐことを禁忌とする集団。それを破ってしまった彼は、事実上の一族からの追放を言い渡されてしまった。

一方で、一族の指導者を務めるアーマラーはジャリンに「贖罪の道」を提示する。それはマンダロリアンたちの故郷「マンダロア」に戻り、遥か地下に存在するに入り身を清めること。

だが惑星マンダロアは帝国の「大粛清」により荒廃し、今や誰も立ち入ることのできない禁足地として知られていた。故に贖罪は実質不可能とされてきたが、ジャリンはボ=カターンの「マンダロアは呪われてなどいない」という言葉を思い出す。

真相を解明するべく、マンダロア星系の星であるカレヴァラへ赴くジャリンとグローグー。そんなカレヴァラの古びた神殿には、1人玉座に座り込むボ=カターンがいた。

ボ=カターンはマンダロリアンの統率者の証であるダークセーバーを失ったことで、同胞たちから逃げられてしまった。かつての熱意を失ってしまった彼女は、寂れた星でただ1人、ドロイドと共に失意の日々を送っていた。

「マンダロアの奪還」という野望を見失ってしまった彼女からどうにかして協力を仰ぐべく、ジャリンは「ある提案」を彼女に指し示すが………

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作品概要

シーズン3。2023年に配信された。各エピソードの監督として、『ブラックパンサー』などライアン・クーグラー監督作の撮影を担当したレイチェル・モリソンや、『Dope/ドープ‼︎』リック・ファミュイワが参加している。

ペドロ・パスカル、カール・ウェザースらは引き続き続投。また『チャプター22:傭兵』では、ジャック・ブラッククリストファー・ロイドなど著名な俳優が1話限定で出演している。

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これまでのストーリーでは、ジャリンが様々な目的で惑星に降り立ち、そこで物語が展開されていくという方式をとっていたが、シーズン3ではボ=カターンをはじめとする「マンダロリアン」という種族そのものに焦点を当てた内容となっている。

先述した通り『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』からストーリーが続いている為、『マンダロリアン』シーズン2からそのまま観始めると物語の辻褄が合わなくなってしまうので要注意。

また一部のストーリーでは、帝国でクローン遺伝子学の研究に携わったパーシング博士に焦点が当てられている。人間ドラマを起点とする帝国の再興に関する描写が描かれている為、後々重要となってくることだろう。

とはいえこれまでのシーズンの中では、本シーズンは若干影が薄いようにも感じられる。無論『SW』のドラマとして十分な完成度を誇っているが、ファンサービスに満ちたシーズン2や『ボバ・フェット』と比較すると、どうしても見劣りしてしまうのは否定できない。

だがこれまで重点的に描かれてこなかった「マンダロリアン」という種族そのものにフォーカスしているという点では、本シーズンは『マンダロリアン』シリーズにおいて非常に重要だと言える。邪悪な帝国残党相手に立ち向かっていく彼らの姿は、言葉にし難いほどに勇ましい。

これぞ、2人の道。『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』

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『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』

("Star Wars: The Mandalorian and Grogu")

あらすじ

モフ・ギデオン率いる帝国残党との決戦を経て、新共和国に属する賞金稼ぎとなったディン・ジャリンとディン・グローグー。相棒、もとい親子として死地を潜り抜けてきた彼らに、新共和国の大佐であるウォードから新たな依頼が舞い込む。

その内容とは、帝国残党の高官である「とある賞金首」を捕まえてくること。いつもの依頼と同じであると思われていたが、その賞金首の情報を得るには「犯罪王」ジャバ・ザ・ハットの従兄弟が統治する惑星へ赴かなければならない。

今は亡きジャバが統べる犯罪組織は抗争が絶えず、それ故にジャリンはジャバ絡みの依頼を敬遠していたが、かつての愛機「レイザー・クレスト」の譲渡を条件に請け負うことになる。

レイザー・クレストを駆り、ジャバの双子の従兄弟「ハット・ツインズ」の元へ赴くジャリンとグローグー。2人は賞金首の情報を渡す代わりに、何者かに拉致されたジャバの息子、ロッタ・ザ・ハットを連れ戻すことをジャリンに依頼する。

だがロッタは拉致された先で闘技場の戦士として名を上げており、肥満体の同族と異なり筋骨隆々な姿へ成長していた。ジャリンはロッタへ秘密裏に交渉するが、今夜の戦いに勝てば自由の身になれるとロッタはジャリンの提案を断る。

そしてその束の間、ロッタの部屋に毒ガスが流し込まれ、ジャリンは気絶してしまう。目を覚ますとそこは闘技場であり、チャンピオンであるロッタと戦うことに。

果たしてジャリンとグローグーは「ただの依頼」の裏に秘められた陰謀を解き明かし、依頼を成功させることができるのか?銀河に名を馳せる「2人のマンダロリアン」の、かつてない冒険が今始まる!!

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作品概要

『〜スカイウォーカーの夜明け』以来、実に7年ぶりとなる『SW』の映画作品。『ローグ・ワン』や『〜クローン・ウォーズ』を含めると13作品目にあたり、ドラマシリーズ『マンダロリアン』の劇場版でもある。

監督/脚本をジョン・ファヴローが務め、主演をペドロ・パスカルが務める。シガニー・ウィーバー、マーティン・スコセッシらと共演した。

続三部作が賛否両論となり、これを受けてディズニーもといルーカスフィルムはDisney+にて配信されるドラマシリーズに注力することへ方針を転換。そうして幕を開けた『マンダロリアン』は非常に高い評価を受け、『SW』人気を再燃させた。

その後も製作陣は数々のドラマシリーズを作り続け、同様にこれまでの映画作品もこれまで以上に注目されるようになった。そうした過程を経て劇場公開された今作は、『マンダロリアン』のみならず2020年代の『SW』フランチャイズの集大成とも呼ぶべき作品である。

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だが、ここで問題となってくるのが「予習」である。MCUの映画と同様、今作を最大限に楽しむにはある程度の予備知識が必要となってくる。

だが正直なところ、今作は『SW』もとい『マンダロリアン』をそこまで知らなくても楽しめるような設計になっていると言える。ある程度は「そういうものなのね」と飲み込む必要があるが、基本的にはSFエンタメ作品として十分に仕上がっている。

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また今作において重要となるのが『マンダロリアン・アンド・"グローグー"』というタイトルの意味である。これまでは『マンダロリアン』というタイトル単体だったのが、今作からグローグーの名が付け足されているのである。

つまるところ今作はマンダロリアンの映画でもあり、同時にグローグーの映画でもあるのである。今やグローグーは『SW』を代表するマスコットキャラであり、今まではジャリンに守られる側だった彼が活躍する姿が今作では描かれている。

総じて『SW』のコアなファンにも、『マンダロリアン』から入った初心者にも、どちらにも楽しめる映画と言えるだろう。スクリーンにて織りなす、2人の銀河を股にかけた大冒険を是非劇場にて!!

今後のシリーズ展開

『マンダロリアン』の今後の展開というと、気になるのがシーズン4の存在。これについて、今作のジャパンプレミアにてジョン・ファヴロー監督が来日した際に言及されている。

ファヴロー監督曰く、実はシーズン4の脚本はシーズン3が配信される前に執筆が完了していたという。内容としては、新共和国に所属する賞金稼ぎとなったジャリンが、直属の執行官として銀河中を巡るというもの。

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では今後、闇に消えた『マンダロリアン』シーズン4が実現する可能性はあるのだろうか。最近になって映画版が公開されたことを鑑みると世に出るのはまだまだ先になりそうだが、現時点での作品の人気度を踏まえれば制作される可能性は十分に高い。

また来年には『アソーカ』のシーズン2、及び『〜スカイウォーカーの夜明け』から5年後が舞台の『スター・ウォーズ/スターファイター』(仮題)が公開予定である。本シリーズによって巻き起こされた『SW』旋風が、新たなる人気を巻き起こすことを願おう。

あとがき(まとめ)

どうも水綿です。ここ最近、このブログの執筆意欲がまぁまぁ高まっておりまして、衝動に突き動かされるままに本記事を執筆したに至ります。

いやー『マンダロリアン』めちゃくちゃ面白かったですね。そりゃあれだけ『SW』を救った作品と持て囃されるだけある。

あと別に『マンダロリアン』だけ観てもよかったんですが、折角なので旧三部作と新三部作も観て参りました。そちらも当然ながら非常に面白かったです。いつか記事にしようかと思います。

そもそも私、世代的に続三部作を観て育ってきた側の人間なんですね。『フォースの覚醒』を親に連れられて観にいって、ほえーすげーと白目剥きながら楽しんでいたのを今でも覚えてます。

なのでこうしてエピソード1〜6を観た状態、且つ十数年前の記憶を掘り出しながら続三部作を観れば、良くも悪くも色んな側面が見えてくるのではないかと踏んでおります。

というわけでこの文章を書いてるのが深夜3時半で正直早いところ書き上げて寝たいので今回はこの辺で。このモチベが続く限りじゃんじゃん執筆に取り掛かりたいと思いますので、何卒ご期待ください!!

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それではまた、次の宇宙映画にて。